オルソケラトロジーの基礎知識
オルソケラトロジーとは
就寝時に特殊なコンタクトレンズを装用することで角膜の形をゆるやかに変え、日中は裸眼で過ごせるようにする近視矯正法です。レンズを外せば元の形状に戻る、可逆的な治療です。手術ではありません。
仕組み
- 夜、寝る前に高酸素透過性のハードレンズを装用
- 就寝中にレンズが角膜の中央部を平坦化
- 朝レンズを外すと、日中は矯正された状態が保たれる
適応
- 軽度〜中等度の近視(〜-4.0D程度が目安、乱視は-1.5D程度まで)
- 強度近視・強い乱視・円錐角膜等は適応外
- 年齢は概ね小学生(学童期)から成人まで。子どもの近視進行抑制効果が報告されており、学童の適応が広がっています
費用の仕組み(自由診療)
オルソケラトロジーは公的医療保険が適用されない自由診療です。初年度は両眼で15万〜25万円程度(適応検査・レンズ2枚・定期検査を含む)、2年目以降は定期検査費・レンズ更新費が別途かかります。費用は施設・レンズにより異なりますので、必ず各クリニックにご確認ください。医療費控除の対象となる場合があります。
リスクと注意点
- 感染症リスク:不適切なレンズケアは重篤な角膜感染症を引き起こす可能性があります
- 定期検査は必須:処方後も定期的な受診とレンズケアが不可欠です
- 効果には個人差:全員が同じ矯正効果を得られるわけではありません
- 中止すれば元に戻る:装用をやめると1〜2週間で元の近視状態に戻ります
このページの内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療方針を示すものではありません。適応判断は必ず眼科医にご相談ください。オルソケラトロジーは自由診療であり、費用・リスクを十分理解した上で選択してください。